<国内女子ゴルフツアー:富士フイルム・スタジオアリス女子>◇第1日◇11日◇埼玉・石坂GC(6585ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)
昨季国内ツアー年間女王で、主戦場を移した米ツアーでも今季すでに1勝の竹田麗央(22=ヤマエグループHD)が、凱旋(がいせん)試合で随所に観衆を沸かせた。
雷雲接近のため、アウトコースから出て12番のグリーン上でサスペンデッド。7ホールを残して3バーディー、3ボギーの暫定50位ながら、昨季8勝したショット力は健在で、パットも発展途上ながら成長をうかがわせた。今季国内ツアー初戦で、巻き返しを狙う。安田祐香が7アンダーで暫定首位に立った。
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開始2ホールで、ギャラリーの心をわしづかみにした。1番パー5。持ち前の飛距離と正確性を兼ねたショットで、竹田は2オンに成功した。難しい下り6メートルのイーグルパットも、距離を合わせて“お先”の楽々バーディー発進。続く2番パー3は、ティーショットを1メートル足らずにつけた。これはカップに蹴られて伸ばせなかったが、米ツアーメンバーとして6戦目、3月に中国で行われたブルーベイLPGAを制した実力を発揮。「ウォー!」という大歓声を随所で響かせた。
この日はパットに苦しめられ、結局、伸ばすことはできなかった。「いいプレーができなかったので悔しかった。声援をスタートホールから、すごくいただけたので、いいプレーをしたかったけど…」と唇をかんだ。ただスコアを伸ばせなかったのは理由があった。
実はこの日からパターの持ち方を、従来の順手からクロスハンドに変更した。「フィーリングが良くなかったので、思い切って変えてみようと思って」。2メートル前後のパットに違和感を覚えていたといい、練習も前日10日に始めたばかり。さらなる成長に向けた“先行投資”の中で、1番のイーグルパットなど随所で伸びしろを感じさせた。「今日はあまり思い切ってできなかったので、明日(12日)はノビノビできれば」。日本のファンの声援が成長を加速させる。【高田文太】
○…前週から上り調子の安田が、バーディー率5割で暫定首位に立った。14ホールを終えたところでサスペンデッドとなり、7バーディー、ボギーなしの7アンダー。3番からは4連続バーディーで、3番が10メートル、4、6番が7メートルと、長いパットを次々と沈めた。グリーン上は、今季初のトップ10入りとなる7位となった前週から好調。「タッチがよかった。ロングパットを多めに練習したのがよかった」と手応えを口にした。
○…暫定3位の蛭田は、好発進にも一瞬の判断ミスを悔やむ幕切れとなった。17ホールを終えて6バーディー、1ボギーで首位と2打差の5アンダー。最終18番パー4は、第2打を30センチにつけた。“お先”のタップインバーディーで、6アンダーに伸ばしてホールアウトできる状況も「“お先”を打つクセがないので。今となっては“お先”をしておけばよかった」と、打たずに順番待ち。同組の2人がホールアウトし、いざ30センチのパットを打とうとした瞬間、サスペンデッドのサイレンが鳴り、翌日に持ち越し。30センチの1打のために早起きを余儀なくされた。