女子ゴルフ唯一無二の全5大メジャー制覇を成し遂げたレジェンドが、米ツアーで快進撃を見せる日本女子勢を徹底分析した。
29日に都内で会見した第一人者、米ツアー通算41勝のカリー・ウェブ(50=オーストラリア)は、現在の日本女子ゴルフ界について聞かれると、こう返した。
「今の日本の女子ゴルフはエキサイティングな活躍をしている。毎週、新しい選手がリーダーボードの一番上にいたり…。昔から日本に来ているので、日本のファンでもある。オーストラリアの選手の応援と同時に、日本の新しい選手が見たくて、ずっとテレビで見ていたわ。練習場やコース場に行ってみたけど、本当に才能豊かで素晴らしい」
今季の米ツアーにおける日本女子は、竹田麗央、西郷真央、岩井千怜、山下美夢有、岩井明愛の5人が1勝ずつ(うちメジャー2勝)を挙げるなど、ハイレベルなパフォーマンスを見せる。「宮里藍さんが、やっぱり今の世代の憧れであって、そこからみんなが頑張って今のゴルフ界をつくっているな」。かつて、米ツアーで優勝争いを繰り広げた日本人ライバルの影響力を実感した。
飛距離やパワーでは海外勢に比べれば、日本人は不利かもしれない。
しかし、ウェブは「アスリートとしての能力が高いと思う」と指摘。「岩井姉妹や竹田もよく飛ぶし、ベースがよくできているスイングなので、失敗しない。山下さんはそんなに飛ばないと思うけれど、彼女のサイズを考えると飛んでいる」とし、ショットの正確性やスイングの基礎能力の高さを評価した。
オーストラリアから来た日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームのガレス・ジョーンズ・ヘッドコーチによる、ジュニア世代へのトレーニング方法の変化も好影響を与えていることも補足していた。
米ツアーには過去最多13人の日本人が参戦中だ。ウェブは「これだけ大勢の選手がいれば、寂しくない。その仲間が優勝したり、いい成績を残したりすると(他の選手に)伝染するというか『やっぱり自分もできる』みたいな気持ちにもなる。そういうことが相乗効果みたいになっているのかなと思う」と語っていた。【泉光太郎】