<国内女子ゴルフツアー:延田グループ・マスターズGCレディース>◇第3日◇25日◇兵庫・マスターズGC(6562ヤード、パー72)◇賞金総額2億円(優勝3600万円)◇曇り、気温19・9度、北東の風2・4メートル◇観衆4092人
悲願の年間女王を目指す佐久間朱莉(22=大東建託)が、2度目の完全優勝による今季4勝目に王手をかけた。9バーディー、1ボギーの64で回り、通算20アンダーの196。2位菅楓華(20)に8打差をつける独走で、通算19アンダーの大会記録(14年大山志保の269)更新も見えてきた。
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3日連続のボギーなしこそ後半17番で途切れたが、それ以外はほぼ満点のゴルフだった。
「いいプレーができたと思う。ショットもパッティングも、特に前半はいい流れでいけた」
佐久間のスコア64は、大会コース記録の63(13年横峯さくら、14年渡辺彩香)及び、自己ベストに1打及ばなかったが、14年に大山志保がマークした4日間の通算19アンダーの大会記録更新が見えてきた。
「記録は63? じゃあ惜しかったんですね」と笑う22歳は、前半だけで5連続を含む6バーディーを重ねても「スコアは意識しないで、1打1打に集中してプレーできていた」という。
3日目を終えて通算12アンダーだった。「通算15アンダーはいきたくて(それを超えるバーディー)4個は目標にしていたら、父にトータル20(アンダー)行けたらいいんじゃない、と言われたので」。目標を大きく上回り、独走状態を築いた。
同組で回った岩井明愛(23)が「朱莉は、毎ショットがピンに絡むように打っていた。素晴らしい」と舌を巻くほどだ。
プロ5年目の今季は、4月のKKT杯バンテリン・レディースツアー初優勝。5月のブリヂストン・レディースでは完全優勝で2勝目、6月のアース・モンダミンカップで3勝目。31試合でトップ10は14度、予選落ちは4度。平均飛距離13位、パーオン率17位、平均パット数4位など、とにかく弱点がない。
安定感抜群で、年間女王となるメルセデス・ランキングは1位を走り、この大会も取れば大きく前進する。高額優勝賞金3600万円を加えれば、約1億9600万円で2億円に王手をかけられる。
「2位と何打差だろうが、自分の1打に集中する。明日は攻めて、落とさないようにしたい。今週は調子がいいので、今まで通りのプレースタイルでいきたい」
佐久間がバーディーラッシュを続け、悲願の年間女王へと突っ走る。