【全米女子オープン】メジャーに強い渋野日向子、3位発進も冷静「臨機応変に対応できればいい」

全米女子オープン第1日、12番ティーからティーショットを打った渋野日向子(ロイター)

<米女子ゴルフツアー:全米女子オープン>◇第1日◇4日◇米カリフォルニア州リビエラCC(6650ヤード、パー71)◇賞金総額1250万ドル(約20億円)優勝賞金は後日発表

ツアー第14戦、メジャー第2戦が開幕し、渋野日向子(27=サントリー)が今季自己ベストの68で回り、首位のジェニファー・カップチョ(米国)に2打差の3位と好発進した。

最終18番パー4で約1・5メートルのパーパットを沈めた渋野の表情は、安堵(あんど)に包まれた。ツアー通算15勝の名選手ヤニ・ツェン(台湾)らと抱擁をかわすと、緊張から解放された。

「スタートでしっかりバーディーを取り切れたのが良かった。後半はよくアプローチ、パターで耐えられた。最後まで集中力を高くできた」

フェアウェーキープ率、パーオン率とも50%。決して安定はしていなかったショットだが、要所でのアプローチやパット数24本など、小技が光った。

後半17番パー5では、第3打がグリーンをオーバー。観客席前のラフに打ち込んだが、そこからの寄せが秀逸で、ピン横1・5メートルからのナイスパーセーブ。前半7番パー4では5メートルの鮮やかなバーディーパットを決めたが、この日の渋野を支えたのは、派手さより堅実さだった。

ただ、この1年は同じ大会、同じラウンドでも、スコアは乱高下して予断を許さないのも事実。だからこそ今季、シードを失った。それを自覚しているのか、浮かれた様子はない。

「今日は落ち着いてプレーできたが、(50%の)パーオン率がちょっと低い印象。明日(午前スタートで)条件は変わってくると思うが、臨機応変にしっかり対応できればいい」

昨年のシェブロン選手権を制した西郷真央が118位、この大会2勝の笹生優花が127位など、メジャー覇者でも大きく出遅れた高難度の試合。

その中で、2019年全英女子オープン以来2度目の優勝へ、この大会で24年が2位、昨年が7位とメジャーに強い渋野が残り3日間、実力を発揮し続けられるか注目だ。