<米女子ゴルフツアー:全米女子オープン>◇第2日◇5日◇米カリフォルニア州リビエラCC(6650ヤード、パー71)◇賞金総額1250万ドル(約20億円)
渋野日向子(27=サントリー)が2019年全英女子オープン以来、2度目のメジャー制覇を確実に視界にとらえた。
3バーディー、3ボギーのイーブンパー71で回り、通算3アンダーの139。初日同様に3位を維持しつつ、首位に2打差から1打差に肉薄して決勝ラウンドに進んだ。
課題だったパーオン率は初日が50%、この日が約44%と数字上は悪化。逆に課題を抱えた渋野の方が、総合力を発揮している。
「このコースは本当に難しい」と警戒しながら、スコアを一つ伸ばして臨んだ後半、真骨頂が表れた。6番パー3では1・5メートルの返しのパーパットがカップに蹴られ、後半初のボギー。それでも以前のように崩れない。耐えて、耐えて、耐え抜く。
8番パー4では約5メートルのパーパットをねじ込んだ。グリーンを外しても前日同様、秀逸なアプローチや総数27のパットなどショートゲームで補い続けた。
「案の定、難しいパットを打つことが多くはなっているが、(8番は)パーパットを打ち切れて良かった」
フェアウェーキープ率に関しては、前日の50%から約93%へと劇的に改善された。唯一外した出だし10番パー4では、約7メートルのバーディーパットが決まった。抜群の流れだ。
この日はピンの位置が難しく、不規則な風、引き続き硬いグリーンで上位のスコアは伸び悩み、イーブンパーだった渋野が逆に首位のアリソン・リー(米国)らに1打差に迫った。
首位から2打差以内に12人がいる大混戦。派手なバーディー合戦より、忍耐が求められる今大会の展開が、渋野には合う。「耐えるところは耐えて、いい位置で終われるように頑張りたい」。残り2日間も耐え続ければ、7年ぶりのメジャー2勝目が手中に収まるかもしれない。