<米女子ゴルフツアー:AIG全英女子オープン>◇最終日◇2日◇ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC(6601ヤード、パー71)◇賞金総額1000万ドル(約16億円)優勝150万ドル(約2億4000万円)
桑木志帆(23=大和ハウス工業)が、プレーオフ2ホール目で激闘を制し、日本女子7人目の海外メジャー制覇の偉業を達成した。正規の18ホールは3バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダー、279。エスター・ヘンゼライト(ドイツ)と首位に並び、プレーオフに突入。2ホール目でヘンゼライトがボギー。桑木がパーで優勝を決めた。
ウイニングパットとなるパーパットを沈めると、両手を大きく高く挙げた。待機していた原英莉花ら日本勢の祝福を受けた。「信じられないです。この舞台に立てていること自体がすごい光栄なこと。1ホール1ホール全力で向き合って楽しもうと思いました」。優勝インタビューでは笑顔がこぼれた。
首位と3打差の2位から出て、前半は2番で初バーディー。4、5番と連続ボギーと苦しんだが、9番パー3でティーショットを1メートルにつけてバーディー。2バーディー、2ボギーで首位のイエリミ・ノー(米国)と1打差で折り返した。
13番でバーディーを奪い、通算5アンダーとすると、ノーがスコアを落として逆転に成功。最終18番で桑木と同じ3打差2位から出たエスター・ヘンゼライト(ドイツ)がバーディーで首位に並び、プレーオフにもつれ込んだが、強い海風と174個のバンカーが配置された世界屈指の難コースを攻略し、頂点に立った。
岡山市出身の桑木は、岡山理大付から倉敷芸術科学大へ進学し、1年時の2021年(20年度)6月のプロテストに25年年間女王の佐久間朱莉らと一発合格。日本ツアーを主戦場にここまで通算5勝をマークし、今季は年間ポイントランキングで1位に立つ。
今回の海外メジャーへは、6月の宮里藍サントリー・レディース優勝で獲得した出場権でスポット参戦。来季からの米女子ツアー挑戦を目標に掲げていたが、ツアーメンバー外の立場でメジャー女王の称号を前倒しで手に入れた。
日本女子の海外メジャー優勝は、1977年全米女子プロ選手権の樋口久子(当時31歳)、19年全英女子オープンの渋野日向子(同20歳)、21年と24年の全米女子オープンの笹生優花(同19歳、22歳)、24年エビアン選手権の古江彩佳(同24歳)、25年シェブロン選手権の西郷真央(同23歳)と同年全英女子オープンの山下美夢有(同24歳)以来、7人目(8度目)の快挙となった。