17歳の後藤あい、宮里藍の後継候補に「まさか勝てるとは」日本ジュニア優勝 プロテストに弾み

日本ジュニア優勝の後藤あい(左から2人目)(JGA提供)

<ゴルフ:日本ジュニア選手権競技Presented by Sky>◇女子15~17歳の部◇最終日◇21日◇埼玉・久邇CC東・北コース(6533ヤード、パー72)◇曇り、気温32・4度、南東の風0・9メートル

女子ジュニア15~17歳の日本一決定戦は、今年11月の最終プロテストに臨む後藤あい(17=兵庫・松蔭高3年)が、初日から3日間、首位を譲らない完全優勝を飾った。

歴代優勝者には2003年の宮里藍、14年の勝みなみらがおり、偉大な先輩に続く初の日本タイトルを獲得した。

5バーディー、ノーボギーの67で回り、通算21アンダーの195。2位の近重怜奈(埼玉栄高1年)に2打差をつけた。

昨年2位の後藤は「本当にまさか、勝てるとは思っていなかったのでうれしい。ピンチもあったけど何とかアプローチ、パターでしのげたりとか、苦しい場面もあったけど、何とか耐えられて上出来」と喜んだ。

得意クラブはドライバーで、プロ顔負けの300ヤードの飛距離もマークすることがあり、愛称は「飛ばし屋」。

神戸市の私立・松蔭高に進学後、プロのレギュラーアツーには通算11試合に出場し、先週のNEC軽井沢72では自己最高の17位に入ったばかり。「(今後もプロの試合で)1試合1試合、成長していきたい」と決意する。昨年はプロの下部ツアーで史上7人目のアマチュア優勝も飾った。

今年から少数精鋭のナショナルチーム入り。年明けから海外遠征を重ね、プロテストには1、2次免除で11月の最終から受験できる。その前に9月開幕のアジア大会日本代表として「雰囲気を楽しめたらいい。結果がついてくれば」と自然体だ。

名前の「あい」は、祖母がつけてくれた。レジェンド宮里藍とは関係ないとはいえ、その後継者に期待される17歳は「そんなにうまくいかないと思う」と、強く謙遜した上で「頑張ります」と笑顔を忘れない。

日本女子は世界に通じるタレントぞろいだが、新たなスター候補が日本タイトルを背負い、大きく飛躍を遂げる。

◆後藤(ごとう)あい 2008年(平20)11月23日、神戸市生まれ。祖父と父の影響で3歳からゴルフを始める。神戸市の私立・松蔭高アスリートコースに在学中で、1年時からプロの試合で経験を積み、昨年はプロ下部ツアーのSkyレディースABC杯で史上7人目のアマチュア優勝。レギュラーツアーにも計11試合に出場。趣味は料理。167センチ、62キロ。