<国内女子ゴルフ下部ステップアップツアー:ECCレディース>◇日刊スポーツ後援◇最終日◇16日◇兵庫・北六甲CC東C(6471ヤード、パー72)◇賞金総額3000万円(優勝540万円)◇晴れ、気温24・1度、南西の風1・8メートル◇観客1446人
ルーキー肥後莉音(りおん、23=フリー)が、逆転で今季2勝目を飾った。トップと1打差の2位から出て3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算12アンダーの204。生まれ育ったオーストラリアの国籍を持つ新人が下部ツアー8試合で2勝目を挙げ、今季初の複数優勝者になった。1打差2位に植手桃子、酒井美紀、大林奈央が並び、ホステスプロの徳永歩は17位。
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後半11、12番の連続バーディーで単独首位に立つと、肥後はそのまま逃げ切った。
下部ツアー賞金ランキングは17位から3位へ急浮上。2位以内は来季レギュラーツアーの第1回リランキングまでの出場権が得られるため、ヒロインは「うれしい。これでランキング1、2位を目指せます」と、現実的な目標を歓迎した。
父正史さん(57)の仕事の関係でオーストラリアに生まれ、米ペパーダイン大を卒業した昨年に日本のプロテストに合格。今季前半はレギュラーツアー、後半は下部ツアーを主戦場にして、わずか3カ月で2勝を手にした。
母淳子さん(60)は独身時代、3年ほど大阪市のECC京橋校で英語の講師を務めていた。ECCのCMを家族で見るたびに、母から「マミーの元職場よ」と教えられた。この日、一時帰国した母の目の前で、ECCの大会で勝利し「とても縁を感じています」と感激の様子。
英語はもちろん、日本語も堪能。この日の優勝インタビューでは「ECC様の大会なので英語でスピーチさせていただきます」と切り出し、滑らかな英語であいさつ。
取材では「ECCからCMオファーがくれば?」と聞かれると、日本語で「その際はよろしくお願いします」とチャーミングな笑顔になった。
来季レギュラーツアーでの職場を確保するためにも、「残り5試合、けがなく、どんどん優勝争いがしたい」。両親の母国でトッププロを目指す。