<国内女子ゴルフツアー:延田グループ・マスターズGCレディース>◇最終日◇25日◇兵庫・マスターズGC(6520ヤード、パー72)◇賞金総額2億円(優勝3600万円)
ツアー第32戦の4日間大会は時折、晴れ間がのぞく中で最終ラウンドが進行中。
最終組がハーフターンし、2打差の2位で出たツアー未勝利の森井あやめ(33=F&co)が、最終組の一つ前で回ってスコアを四つ伸ばし、通算14アンダーで首位の桑木志帆と並ぶ大健闘を見せている。
1打差の3位に高野愛姫、2打差の4位に昨年大会優勝の佐久間朱莉が追う。
大波乱を目指すのは、東大阪市生まれの森井。ゴルフ界の名門・大阪学院大高に進学。在学中に交通事故に遭い、握力が落ちたため、高卒でのプロ受験を断念。
本来は進学する予定ではなかった大阪学院大でも、1年でも早くプロテストを受けるため、2年生を終えて中退。だが、テストは2度不合格となり、3度目の受験となった2016年7月、23歳で第88期生のプロテストに合格した。
今季でプロ10季目。下部ツアーでの優勝は1度あるものの、レギュラーツアーではこれまで通算168試合で6位が最高成績。シード獲得は一度もない。
多くの悲運を乗り越え、ツアー169試合目での初優勝に向け、前日は「こんなチャンスはなかなかない。優勝すれば人生は変わるし、変えたい」と意気込んでいた。
今夏の全英女子オープンを制した桑木に対し、全国的にも無名で未勝利の森井。名勝負は後半に持ち越された。