吉田優利、米女子ツアー悲願の初優勝「夢がかないました!」4打差2位からイーグルなどで大逆転

<米女子ゴルフツアー:BMW女子選手権>◇最終日◇25日◇韓国・パインビーチ・リンクス(6784ヤード、パー72)◇賞金総額235万ドル(約3億7600万円)優勝35万2500ドル(約5640万円)

米女子ツアー3年目の吉田優利(26=エプソン)が、悲願のツアー初優勝を逆転で飾った。

トップのユ・ヘラン(韓国)と4打差の2位でスタート。前半2番パー5でイーグルで勢いに乗ると、5、6、7番の3連続バーディーで一気に単独トップに躍り出た。

1打差リードで迎えた18番でボギーとし、17アンダーでホールアウト。後続のユ・ヘランが17番でバーディーを奪い並ばれたが、18番でボギー。さらに1打差で追っていたチェ・ヘジンがバーディーパットが決まらず、吉田の優勝が決まった。

雨の中、屋内に移して行われた表彰式では、堂々、全て英語で優勝インタビューに答えた。

米女子ツアー初優勝の気持ち、自身にとってどのような意味を持つか聞かれると「一日中、緊張していました。ヘランはとてもいい選手なので」と答えた後に「この勝利は私にとって、とても大きい。すごくうれしい」と喜んだ。

勝負を分けた17番のバンカーショットについて称賛されると「すごく緊張したけど、完璧でした。ピンに近づけることだけ考えて、ピッチングウェッジで打ちました。もう1回は打てないと思います」と笑顔を見せた。

そして「ドリームズ・カム・トゥルー(夢がかないました)! 4年間、日本でプレーしてからアメリカに来たので。私の目標はトーナメントで優勝すること。ただ、もっと勝利が必要」と先も見ていた。

日本ツアー通算4勝の吉田は、2024年から世界最高峰の米国へ進出。今季は途中まで不振が続いたが、8月のCPKC女子オープンで自己最高の2位に入り、来季のシード権もほぼ手中にし、今大会前の時点でポイントランキングは43位に健闘していた。

ジュニア時代からしのぎを削ってきた、同じ2000年度生まれの「ミレニアム世代」「プラチナ世代」の古江彩佳が、既にメジャーのエビアン選手権を含む2勝。さらに今季は西村優菜がツアー初優勝を果たしたばかり。ライバルに負けじと続いた。

第3ラウンドを終えた時点で「普通にプレーしたい。バーディーチャンスをつくって、何個入れられるかという勝負ができれば」と意気込んでいた。

吉田の妹鈴(りん、22)もプロ2年目の今季、日本ツアーで初勝利を含む2勝を挙げ、姉に続く活躍を見せている。

◆吉田優利(よしだ・ゆうり)2000年(平12)4月17日、千葉・市川市生まれ。ゴルフは10歳から始め、千葉・麗沢高3年時の18年に日本女子アマチュア優勝。19年にプロテスト合格。21年7月の楽天スーパーレディースで初優勝、25年3月のVポイント×SMBCで通算4勝目。24年から米女子ツアー進出。趣味はコスメ集め。158センチ、58キロ。