池田勇太、40歳で7年ぶりV 尾崎将司さんにささげる勝利 紫色のウェアで2打差逆転

7年ぶりに優勝しカップを掲げる池田勇太(撮影・和賀正仁)

男子ゴルフツアーANC選手権〈最終日〉◇8日◇兵庫県三木GC(7004ヤード、パー71)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)◇曇り、気温14・0度、北北東の風4・0メートル◇観衆4316人

2打差の4位で出た池田勇太(40=フリー)が逆転優勝し、19年以来7年ぶりのツアー通算22勝目を挙げた。1イーグル、3バーディー、1ボギーの67で回り、通算14アンダーの270で並んだ岡田晃平、古川龍之介とのプレーオフを制した。

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パーパットを沈めると、池田は息を吐いた。涙はない。40歳でつかんだ7年ぶりのツアー通算22勝目に「どうなるかと思っていたけど、あっさりしていたね」と笑った。

憧れの存在で、昨年12月に亡くなった「ジャンボ」こと尾崎将司さんにささげる勝利だ。4月の追悼セレモニーでは弔辞を読み、復活の報告を心に誓った。首位と2打差の4位で出たこの日は尾崎さんが好んだ紫色のウェアで臨み、7番でイーグルを奪い、後半はボギーなしでバーディーを二つ。25歳の古川、24歳の岡田とのプレーオフを4ホール目で制した。

4年前に「顎偏位症」と診断され、数度の手術を受けた。シード落ちも味わい「新しい池田勇太をつくりあげている最中」と位置付ける。尾崎さんはツアー通算94勝。「『まだ俺の4分の1だろ』と言われそう。そう思って、また頑張りたい」としみじみと話す。永久シードの25勝を見据えるが「そこが終わりじゃない」と力を込めた。