サッカーのイタリア代表DFとして活躍したパオロ・マルディーニ氏(49)が27日、イタリアのミラノで行われた男子テニスの下部ツアーのダブルス1回戦に出場し、デビュー戦で完敗した。ロイター通信によると、「何年も数学を学んだ後で詩を書くような感じだった」と語り、テニス選手としてのキャリアはこの試合だけで終える意向も示唆した。

 マルディーニ氏は同じイタリアの選手と組み、ポーランドとオランダの選手のペアに1-6、1-6で敗れた。イタリア1部リーグ(セリエA)の強豪ACミランで長く主将を務め、テニスは約6年前に始めた。「49歳になってこんな経験ができるとは思わなかった。かなり早い段階で肉離れを起こしてしまったけど」と話した。