フィギュアスケート女子の本田真凜(16=大阪・関大高)が24日、米デトロイトから帰国し、伊丹空港に到着した。

 シニアデビュー戦で優勝したUSインターナショナルクラシック(米ソルトレークシティー)を終え、カナダ・トロントに移動。そこでフリー「トゥーランドット」の修正に励み、その後は米デトロイトで新ショートプログラム(SP)の振り付けを行っていた。10日に出発してから約2週間、海外生活が続いたため「日本食が食べたいです。ラーメンがいいです」と疲れを感じさせない笑顔を見せた。

 新SPについては「曲名はまだ秘密」としながらも「シーズン中に変える選択は間違っていなかった」と3日間で作り上げたピアノ曲のプログラムを自己評価する。完成後に通しで披露した際には「みんなが拍手をしてくれた。自分の中で自信になった」。優勝したUSインターナショナルクラシックは昨季のSP「スマイル」で臨んでおり、新SPの実戦でのお披露目は、いきなりグランプリシリーズのスケートカナダ(10月27~29日、レジャイナ)となる。準備期間の短さに対する不安も「気持ちが乗っているから大丈夫」と吹き飛ばした。

 伊丹空港で約10分の取材対応を終えると、本田の周囲を囲んだ報道陣に、いつの間にか子どもが混ざっていた。帰りの車に乗り込む直前には記念写真を求められ、笑顔でパシャリ。北米で過ごした2週間の充実ぶりが垣間見られた。