アーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)のデュエット日本代表の乾友紀子(27)中牧佳南(25=ともに井村シンクロク)が「忍者」になる。23日、都内で国際大会「第94回日本選手権兼ジャパンオープン2018」(4月28~30日、東京辰巳国際水泳場、日刊スポーツ後援)の開催が発表され、練習も公開された。

 注目はデュエットのテクニカルルーティン(TR)のプログラム。タイトルは「Ninja Women~Kunoichi」。乾と中牧は忍者をイメージして泳ぎ、最後は人さし指を立てて合わせる「忍者ポーズ」で水中に沈む。井村雅代ヘッドコーチ(67)は「忍者は世界で人気が出ているし、みんな知っている」と狙いを説明した。

 日本調で日本文化を前面に出すのは、井村氏の得意スタイル。00年シドニー五輪のチームで空手、96年アトランタ五輪のチームでは今回同様、忍者をテーマにしている。「反応が良ければ、忍者パート2で東京五輪に出場するかも」と井村氏。注目の忍者プログラムは、この日開催が発表された4月の「第94回日本選手権兼ジャパンオープン2018」で披露される。