8月の世界選手権女子ダブルスで初出場初優勝した松本麻佑(23)、永原和可那(22=ともに北都銀行)組がロシアペアを2-0で下し、初の2回戦進出を決めた。

これまでこの大会に3度出場もすべて1回戦敗退。永原は「今まで悔しい思いをしてきた大会。自分たちの形をだして勝てたのはよかった」と喜んだ。

松本は岩見沢市、永原は芽室町と、ともに北海道出身。6日に起こった大地震の際は東京都内にいたが、ふるさとの状況に心を痛めた。松本は「いま(家族は)札幌市の厚別区に住んでいる。隣の清田区が被害がすごかったみたいで。一応実家は大丈夫だったんですけど、不安はけっこうありました」。永原は「姉が札幌にいて、水道も電気も使えなくなったという話をきいた。親も初めて電気のない生活を送ったと聞いていた。今は復旧したときいて安心なんですけど、その時は心配でした」。

幸い、家族や知人らに大きな被害は無かったが、「今回の大会で北海道まで自分たちの活躍が届けられれば」(松本)「自分たちのプレーで元気を与えられるように」(永原)と、被災した道民へいい報告を届けるつもりだ。