日本が1次リーグで敗退した。A組最終戦で世界ランク12位の日本は同7位のアルゼンチンを3-2(26-24、20-25、30-32、25-20、15-13)で破って2勝3敗で並んだが、勝ち点で1差及ばず5位に終わり、2次リーグ進出条件の4位以内に届かなかった。日本がアルゼンチンを上回るには3-1以上の勝利が必要だった。

2大会ぶり出場の日本はベスト8相当を目標に大会に臨んだが、2次リーグ進出のベスト16に残れず、出場した大会では98年大会の15位を下回る最低の成績に終わった。

日本出発前に高橋健太郎(23=東レ)が、イタリア入りしてから西田有志(18=ジェイテクト)、李博(27=東レ)が負傷。西田は大会中に復帰したが、この日のアルゼンチン戦の第3セットに古賀太一郎(28=豊田合成)がボールを追って客席に飛び込み、頭部などを強打して救急搬送されるなど故障者が相次ぎ、最後までベスト布陣で戦えなかったのも響いた。

◆1次リーグA組順位 <1>イタリア(5勝・勝ち点15)<2>ベルギー(3勝2敗・勝ち点10)<3>スロベニア(3勝2敗・勝ち点9)<4>アルゼンチン(2勝3敗・勝ち点6)<5>日本(2勝3敗・勝ち点4)<6>ドミニカ共和国(5敗・勝ち点0)

※4位以上が2次リーグ進出

(増井麻里子通信員)