日本勢初のGPデビュー戦優勝から一夜明けた11日、紀平梨花(16=関大KFSC)はGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)進出が懸かる第6戦フランス杯(今月23~25日、グルノーブル)へ気を引き締めた。

同戦には平昌五輪銀メダルのメドベージェワが出場する。五輪金メダルのザギトワら、ロシア勢との差について「レベルが全然違うように思っていたけれど、少しずつは見えてきた」と口にした。

ショートプログラム(SP)、フリーの合計224・31点は今季世界2位。それでもSPにおける3回転半の転倒などを踏まえ「ミスをなくすと、まだ5点以上は出ると思う」と分析する。次戦で表彰台に立てば、無条件でファイナル進出が決定。エキシビションで大きな拍手を浴び「まだまだだなと思っている。『浅田真央さんに近づけるように』っていうことだけを考えて」。挑戦者の気持ちを忘れない。