日本オリンピック委員会(JOC)が14日、都内でインテグリティ教育事業の一環として「ナショナルコーチ等・専任コーチ等向けプログラム」を初開催した。

不祥事に揺れるスポーツ界の現状を鑑みて、各競技のコーチらを対象として「インテグリティ向上のために、参加者1人1人が自覚を新たに、主体的に取り組むべきことを明確化する」ことを目的に、グループディスカッションなどが組み込まれた。

会の冒頭であいさつに立ったJOCの福井烈選手強化副本部長は「目標とするあるべき姿に動きだしてほしい。伝えることと、伝わることは全くの別物です。予期せぬこと、歓迎すべきでないことを起きた時に、伝えたつもりだったのに、ということもあります。このプログラムで、知識と経験を身につけていただければ、幸いです」話した。