ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23=ANA)が試合直前の右足首の負傷をものともせず、フリーで167・89点を出し、合計278・42点で優勝した。

日本人最多のGP10勝目をあげ、5度目の優勝が懸かるGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)出場を決めた。

「フリーについて本当に情けない演技だったので申し訳ない気持ちでいっぱいです。頑張ったかなと思います。足首が緩いのでどうしようもないんですけど、これからも羽生結弦だと考えて応援していただければと思います。(12月のGPファイナルへ)悔しさがメラメラなのでこれから頑張ります」と意気込んだ。

今回のけがの診断は現段階で不明。2季ぶりのGPファイナル、その後の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)出場は、足の状態次第となりそうだ。