関学大が立命大に完勝で2年ぶり56度目の優勝を飾った。「先取点が大きかった」と鳥内秀晃監督(59)は振り返る。第1クオーター(Q)9分7秒、RB山口祐介(4年)が52ヤードを走って、先制のTDを奪った。

その後も攻守においてライン戦で圧勝。さらに攻撃ではノーハドル、QBを奥野耕世(2年)、西野航輝(4年)、光藤航哉(4年)の3人を巧みに使い分けて、立命大を幻惑した。関大に引き分けて臨んだ大一番だった。鳥内監督は「絶対に勝たなあかん状況で、よう頑張った」と選手をねぎらった。今春は日大による悪質タックル問題で被害を受けた関学大だが、優勝を勝ち取った。

12月2日に甲子園ボウル出場を懸けて、立命大と名城大の勝者(今月25日に対戦)と対戦する。