20年東京オリンピック(五輪)のマラソンの開始時刻を、大会組織委員会が現在の午前7時開始案から前倒しする方針であることが21日、分かった。

関係者によると、同6時開始とする案を軸に関係機関と本格的な調整に入る見通しだという。

その報道を受け、日本陸連の河野匡長距離・マラソン・ディレクターは「決まった時間に従って、ベストパフォーマンスを出せるようにしていくしかない。起床時間、食事などコンディションに合わせて、準備していくしかない」と口にした。大会直前のスタート時刻変更ならば、調整面で難しい部分も出てくるが、まだ本番まで残り1年半以上。大きな影響はないとする。「我々で時間は変えられるわけではない。何時がいいだろうとの論議はしたこともない。戦う選手の条件は同じ」と話した。