東地区最下位に沈むレバンガ北海道は同地区5位の秋田に今季初の延長戦の末78－84で競り負けた。東地区最下位のまま、星勘定で秋田との差を5に広げられた。

土壇場の第4クオーター（Q）残り1・3秒で桜井良太（35）がフリースローを2本決め、2点差を追いつくも、そこまでだった。第4Qに司令塔・多嶋朝飛主将（30）を欠いて迎えた5分間の延長戦では今季2部から昇格し、直近6戦5勝1敗と波に乗る秋田を止められず。桜井、関野剛平（24）も退場になり、接戦を落とした。多嶋主将は「最後までコートに入れなかったのは自分の責任。我慢が必要なゲームだからこそ自分が最後コート場でチームを導かないといけなかった」と悔しがった。

試合序盤は激しいディフェンスで秋田に仕事をさせず。第1Qは20－13の滑り出しも、そこからリードを広げられなかった。第2Qからは攻撃でミスが続いた。守備で得たターンオーバーからマーク・トラソリーニ（28）と折茂武彦選手兼社長（48）にボールを集めるも、シュート成功率が低調でリズムをつかめない。内海知秀監督（60）が「ゲームは出だしは良かったが、第2、3Qで重くなってきた」と振り返るように、試合を通して36・4パーセントのシュート成功率が最後に響いた形になった。

15日も秋田と対戦する。