フィギュアスケート女子で18年12月のグランプリ(GP)ファイナル(カナダ・バンクーバー)を制した紀平梨花(16=関大KFSC)が15日、兵庫・西宮市役所で行われた「西宮市スポーツ特別賞贈呈式」に出席した。

入り口では自らも通った広田幼稚園の園児から花束と手紙を受け取り「広田幼稚園で育ったので、子どもたちの祝福がうれしかったです」と照れ笑い。石井登志郎市長(47)からは「西宮市全体が明るくなっています。こうして西宮出身として活躍してくれるだけで、私たちはうれしい。プレッシャーに感じず、頑張ってください」という言葉と、同市内にある広田神社の絵馬、演技する紀平の様子が表現されたケーキを受け取った。

シニア1年目でのGPファイナル初制覇後には「スーパーに入っても、会釈されたりする。そういうところで(注目されている)実感が湧きます」と笑顔を見せた16歳。年末年始は2日間の休養で「体の奥の固まったものが取れた」とリフレッシュした様子で、2月の4大陸選手権(米アナハイム)へ調子を上げていく。