16年リオデジャネイロ五輪女子団体銅メダリストの伊藤美誠(18=スターツ)が女子初の2年連続3冠(シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス)を達成した。快進撃を続けていた木原美悠(14=エリートアカデミー)を4-1で下した。

試合後の伊藤は「もちろんうれしい気持ちもあるけど、ホッとしてます」と胸をなで下ろした。3-0で迎えた第4ゲームを、9-3と勝利を目前にしながら落とした。「4-0で勝てた試合だったかなと思った。(第4ゲームは)9-3から、よくわからなないまま挽回された」と伊藤。それでも快進撃で決勝に進んだ14歳の勢いを封じ込めた。

「それでも勝てた自分自身の成長に拍手したい。自分の中でレベルアップしていることを実感している」と言い切った。口調からは充実ぶりがあふれる。「しっかりこのシーズンを楽しく、もっとレベルアップして、オリンピックに出場できるようにしっかり頑張ります」と伊藤。東京五輪への道筋はしっかり見えている。