競泳男子の幌村尚(19=早大)が20日、横浜市内の横浜国際プールで行われた東京6大学冬季対抗戦に参加し、短水路(25メートル)の50メートルバタフライを23秒08と大会新記録で制した。

同100、200メートルバタフライにも出場するなど、大会後は充実した表情を見せたが「体調を崩してしまっていい調整はできなかった」と年末年始は、体調不良により約1週間練習ができなかったという。それでも年明け最初の試合で結果を出し「思ったよりも体が動いた。50メートルバタフライはベストを出せて良かったと思います」と喜んだ。

200メートルバタフライでは、隣レーンの16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井聖人(23=セイコーホールディングス)と熱戦を披露。昨年の日本選手権では坂井を破って金メダルを獲得したが、この日は0秒22差の1分52秒77で敗れた。負けはしたものの「久しぶりに隣で泳いでいい緊張感があった。次はきららカップ(2月8日開幕、山口)に出るので、自分と向き合っていい結果を出したい」と話した。