フィギュアスケートの世界選手権が20日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。

19日は本番リンクで公式練習が行われ、右足首負傷から復帰する男子の羽生結弦(24=ANA)が4回転ループや、4回転トーループ-トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の連続技を成功させるなど、圧倒的な存在感を放った。

公の場では約4カ月ぶりの練習となった羽生の姿を一目見ようと、会場には大勢のファンが集まった。

午前にメイン、午後にサブリンクで行い、会場それぞれ1枚3500円の観覧券が必要にもかかわらず、午前は3221人のファンで席が埋まった。羽生がリンクサイドに登場すると大歓声が起こり、ジャンプを跳んだり、上着を脱いだり、おどけた様子を見せる度に拍手や笑い声も湧き起こり、会場は熱気に包まれた。