土性沙羅(24=東新住建)は金メダルを手に「東京五輪に一歩近づけたかなと思います」と笑顔をみせた。

昨年3月に左肩を手術し、その後右肩も痛めて長期離脱した。12月の全日本選手権で復帰した時は「怖くて」タックルに入れなかったが、この日は課題のタックルを次々と決め、決勝ではアジア大会女王の右足をとらえた。「いいタックルが決まって、すごく自信になった」。連覇を目指す東京五輪に向けて、強い土性が帰ってきた。