柔道の18年世界選手権男子81キロ級銀メダルの藤原崇太郎(21=日体大)が22日、グランプリ(GP)フフホト大会(24~26日、中国)に出場するため羽田空港を出発した。

3カ月後に迫る世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)前の重要な大会に向け「結果も大事だけど、それ以上に内容にこだわりたい。自分が優位に組み手を進めて、世界選手権につながる試合をしたい」と意気込みを示した。直近の2試合では組み手と技出しの遅さを課題とし、組み手を重点的に練習してきた。担ぎ技の精度も磨き、実戦でも試す考えだ。

試合前は、お気に入りの理髪店で散髪してから臨む。髪形はいつも「お任せ」でお願いして、この日はパーマ頭にサイドを五厘程度に刈り上げたハードなニューヘアを披露。気合十分の表情で、関係者からもらったホットアイマスクを片手に機上の人となった。