混合ダブルスで張本智和(15=木下グループ)早田ひな(18=日本生命)組が銀メダルを獲得した。

決勝で中国の許■(■は日ヘンに斤)・朱雨玲組に0-3で敗戦も、準決勝では世界ランク1位樊振東・同3位丁寧の中国ペアに3-1で勝利した。女子シングルスでは平野美宇(19=日本生命)が佐藤瞳(21=ミキハウス)との日本人対決を制し、準決勝に進出した。

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張本・早田ペアは攻撃的なコンビネーションで最強中国ペアと互角に渡り合った。準決勝の第2ゲームでは男子世界ランク1位の樊振東に対し、早田がロングサーブでのけぞらせサービスエース。第3ゲームでは張本がキレキレのバックハンドで樊にまともなレシーブをさせず、得点を重ねた。

決勝では同3位許■(■は日ヘンに斤)がペンハンドから繰り出す強烈なフォアハンドに、女子の早田が「パワーにはパワー」をと言わんばかりに、フォア強打で打ち返し、得点。早田は「男子トップ選手のフォアをフォアで返せて自信になった」と話した。

ペアの結成は6月に入ってからだが早田は「速い展開で攻撃的に勝負できる。すごく相性がよい」と言い、張本も「早田さんはサーブの種類が豊富で、男子とも打ち合える力がある。今、一番組みやすい」と相思相愛だ。混合初採用となる東京五輪でも組みたい意向を示した。そのためには早田が世界ランクを大きく上げる必要がある。