ウルフ・アロンは堅実王者、賞金1000万円は貯蓄

柔道の全日本王者は堅実だった。体重無差別で争う4月の全日本選手権を初制覇した男子100キロ級のウルフ・アロン(23=了徳寺大職)が19日、千葉県浦安市で行われた所属先での優勝報告会に出席した。

同大初の全日本王者が誕生したことを受けて、了徳寺健二理事長から優勝報奨金として1000万円が贈呈された。柔道界では異例の金額で、目録を受け取ったウルフは笑みを浮かべながら「しっかり貯金して、老後の蓄えにしたい」と堅実な一面を見せた。

全日本選手権後には運転免許を取得していないにも関わらず、トヨタのノアを新車で購入したことも明かした。主に出稽古での移動車として使用し、今月末にも納車予定という。「教習所にも通ってないけど、免許を取るモチベーションにしたい。車種は背伸びせず現実的に」と話した。

2カ月後には世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)が迫る。「全日本で見せたような僕らしい文句ない柔道を見せつけたい。勝ちきって、(全日本選手権、世界選手権、五輪を制す)3冠王となるための東京五輪につなげたい」と、2度目の世界制覇を誓った。