柔道の世界選手権で女子57キロ級連覇を狙う芳田司(23)が17日、都内で所属するコマツの壮行会に出席した。

6月の全日本実業団体対抗大会で左太もも裏を痛めたが、予定より回復が早く、すでに畳の上での練習を再開している。「不安は0ではない」としながら「2連覇へ向けて、着々と準備ができていると思う。駆け抜ける思いで準備をしていきたい」と抱負を述べた。

けがで畳に立てない期間は、上半身などフィジカル強化などに務めてきた。徳野和彦監督は「他の所の部位を鍛えることができ、肩や肘も痛がっていたが、その辺も鍛えて、不安が取れているように感じた。逆に(けがが)よかったのではないか」と話した。