【光州(韓国)=益田一弘】ちょっとリズムが悪いなあ。午前10時開始の男子50メートル平泳ぎ予選で電光掲示の表示に時間がかかって、2組の選手が待たされた。

1組目の終了時点で、タイム順に並ぶ表示がなかなか映らず、約2分間、スタート台の前で2組目の選手が待たされた。選手たちはぴょんぴょん跳ねて体を動かした。

3組目と4組目の間でも同様のことが起こって、会場からスタートを促す拍手と歓声が起こった。

6組目には小関也朱篤(27=ミキハウス)が登場。27秒33で同組6着、全体の16番目とぎりぎりで午後の準決勝に進出した。小関は「落ちたなと思ったんですが」と振り返った。

前夜は100メートル決勝で0秒30差の4位。同種目は2大会連続で4位と表彰台まであと1歩届かなかった。映像を確認した小関は「ターンとタッチがあえばよかったな、という感じですね」と振り返った。メダルを狙ったレースの翌日だけに体の感触を聞かれて「スカスカっすね」とからりと笑ったが、せっかく残ったのならチャンスを生かしていきます」と意気込んだ。

今大会は21日の男子100メートル背泳ぎ予選と準決勝でスタートの姿勢を補助する「バックストロークレッジ」に不具合が起きた。使用に関して大会側の対応も二転三転した経緯があった。