柔道女子52キロ級世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)代表で5月に右脚を負傷した志々目愛(25=了徳寺大職)が、世界選手権に出場する決意を固めた。

7日、東京・講道館で行われた同選手権壮行会に出席し、2年ぶりの世界女王奪還に向け「1戦1戦を確実に、優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを示した。志々目は5月の国際大会で右脚を負傷。医師と相談の上、手術を回避した。6月末には「このチャンスを逃したくない。不安もあるが、出たい気持ちが強く、間に合うように治療している」と出場する意向を示していた。4日から都内で行われている強化合宿にも参加し、乱取り稽古も行っている。

全日本柔道連盟の金野潤強化委員長(52)は「予想よりもはるかに早く回復している。かなりリハビリしたんだなと思った。世界女王の経験もあり、足の状態は100%にはならないと思うが、この2週間に期待したい」と話した。