【バーゼル(スイス)19日=松熊洋介】常山幹太(23=トナミ運輸)が21-19、21-5の2-0でスペインの選手にストレート勝ちし、2回戦に進出した。

相手は第1ゲームから得点が決まる度に大きな声やパフォーマンスで、観客の応援を味方に付けていたが「ラリーを嫌がらず、チャンスが来るまで待つようにした」と相手のミスを誘い終盤に逆転。第2ゲームは相手の集中力が完全に切れ、5点しか奪われずあっさり勝利した。

昨年は8強に進出するも3ゲームすべてジュースの末にマレーシアの選手に敗れた。「昨年のような悔しい負け方をしないように」と練習に励んできた。現在日本で男子シングルスは桃田、西本に次ぐ3番手。ともに2人が勝ち、プレッシャーのかかる中での試合で見事勝利した。2回戦は21日に行われる。