世界83位で大会推薦出場の土居美咲(28=ミキハウス)が今年の全米8強の強豪を下す金星で、ベスト8に進出だ。同21位のベキッチ(クロアチア)に7-6、6-3のストレート勝ち。準々決勝では、同8位のベルテンス(オランダ)-同41位のパブリュチェンコワ(ロシア)の勝者と対戦する。

第1セット、土居は3-5から追いつき、タイブレークで一気に3-0とリード。一時は5オールに並ばれたが、そこから2点を奪い突き放した。第2セットも、滑り出しは0-2となったがすぐに4ゲームを連取。全米で8強入りした強豪にストレート勝ちだ。

土居が、今大会と同様のレベルの大会で8強入りしたのは、16年7月のウエスト銀行クラシック以来約3年2カ月ぶり。この勝利で、23日発表の最新世界ランキングで75位前後に上昇するため、20年6月8日の世界ランキングで選ばれる20年東京五輪代表も十分に現実的になってきた。

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