米プロバスケットボールNBAのマーベリックスは19日、日本代表の馬場雄大(23)と契約を結んだと発表した。内容の詳細は公表されていないが、「エキシビット10」契約を交わしたとみられる。レギュラーシーズン開幕前に実力を認められれば、下部リーグと一定期間行き来できるツーウエー契約に切り替えられる。背番号は18に決まった。

すでに渡米しており、10月1日から20人が参加するトレーニングキャンプに向けて準備中。15人の開幕メンバー入りを目指す。マーベリックスでプレーできない場合も米国にとどまる意向を示しており、その場合は下部組織テキサス・レジェンズでプレーする。

馬場はBリーグのA東京で2シーズンプレー。今年7月には若手の登竜門のNBAサマーリーグにマーベリックスの一員として参加した。Bリーグを経てNBA球団と契約した最初の選手となり、大河チェアマンは「馬場選手の挑戦に期待と日本バスケ界の新時代の切りひらきを感じています」などとコメントした。

◆馬場雄大(ばば・ゆうだい)1995年(平7)11月7日、富山市生まれ。富山・奥田中では後輩の八村塁とチームメート。筑波大在学中の17年にBリーグのA東京に入団し、チームの連覇に貢献。新人賞やチャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)を受賞した。17年に日本代表デビュー。今年のW杯は5試合に出場。198センチ、90キロ。ポジションはスモールフォワード。