ホッケー女子日本代表の瀬川真帆(23=ソニー)が13日、自らの失敗談を「ネタ」に五輪チケットの確実な入手を呼びかけた。瀬川は同じホッケーの内藤夏紀(28)、ビーチバレー男子の高橋巧(28)とともに、この日申し込みがスタートした五輪チケット第2次抽選販売のイベントに出席。5月の1次抽選では当選したものの購入手続きを忘れたため「しっかり、手続きしてほしい」と話した。

瀬川はこの日「試合数も多くてチケット販売数も余裕がある」(鈴木秀紀マーケティング局次長)ボールゲームを代表してイベントに出席。内藤とともにルールの説明や実演をして競技をアピールした。さらに、自身でチケットを申し込んだから聞かれて、もったいないミスを明かした。

「母に頼まれて20枚ほど申し込んだ」と瀬川。バレーボールやレスリングなど「かなり当たった」。ところが「当たったことに満足して、支払い手続きをしなかった。気がついたら、期限が終わっていた」。せっかくの当選が、すべて無効になってしまった。

「スマホで結果を知り、ちゃんと下までスクロールしなかった。目立つように赤字で購入手続きについて書いてあったのに、それを見落とした」と反省。第2次抽選に向けて「今度はちゃんと手続きします。みなさんも当たったことで満足せず、最後まで手続きをしてほしい」と呼びかけた。

鈴木局次長は「決して多くはないが、そういう方もいらっしゃった。購入手続きまで、しっかりと周知していきたい」。

第2次抽選申し込みは、13日の午前1時30分にスタートし、10時30分の時点で38万アクセスがあった。1次抽選の時はアクセスが集中して混乱したが、システムや容量の強化で今回はウエーティングルームの待ち時間も最大で1分ほど。大きな混乱はなかった。申込期間は11月26日午前11時59分まで。購入手続きは来年1月10日の午後11時59分まで(12月24日~1月6日午前11時59分は休止)となる。