高梨沙羅(クラレ)が、251・5点の3位で今季初の表彰台に立った。1回目133・5メートルで3位につけ、2回目126・5メートルで順位を守った。2回目に限ればトップ。「きのう(7日)の状態からみると、こんなにいい順位になれるとは思っていなかった。すごくびっくりしている」。前日の開幕戦は9位と不発だったが、存在感を示した。

ジャンプ競技では男女通じて史上最多のW杯通算56勝を誇るが、昨季は1勝にとどまった。試行錯誤を続けながら雪辱を期すシーズン。「自分のやるべきことだけに集中したい」と、年内の残り1戦(14日、ドイツ・クリンゲンタール)を見据えていた。

勢藤優花(北海道ハイテクAC)は10位、伊藤有希(土屋ホーム)は12位、丸山希(明大)は20位、岩渕香里(北野建設)は30位だった。個人総合3連覇を狙うマーレン・ルンビ(ノルウェー)が267・1点で開幕2連勝、通算27勝目を挙げた。