「世界一のロック」がやってきた! ラグビーのトップリーグ(TL)で2連覇を目指す神戸製鋼に新加入した、ニュージーランド(NZ)代表81キャップのブロディ・レタリック(28=チーフス)が10日、神戸市内で入団会見を行った。身長204センチの大男は、14年にワールドラグビー年間最優秀選手賞を受賞。新天地での決意を表明した主な一問一答は、以下の通り。

-日本行き、神戸製鋼を選んだ理由は

理由はまず、新しいチャレンジをしたいと思った。家族(夫人と2女)との時間も必要。(NZでは)スーパーラグビー、国際試合と年間10~11カ月、ずっと試合をしている状態。トップリーグに参加すると、オフシーズンがある。体を休めて、長く高いレベルでプレーしたい。(神戸製鋼総監督の)ウェイン・スミス、(ヘッドコーチの)デーブ・ディロンとも面識がある。一緒に仕事をしたことがある。チームの環境はワールドクラスで、NZ代表、日本代表の経験がある選手が多くいる。レベルの高い環境の中で、さらに成長していきたい

-欧州への移籍は考えていなかったのか

ちょっと答えが短くなるけれど、考えたことはありませんでした

-ストロングポイントは

フィットネスは自分の強みだと思う。柔軟性もそうです。ボールスキルが個人的に高いと思っている。ポジション(ロック)で必要とされている動きができないといけない。タックル、ボールキャリー、スクラム、ラインアウト…と良くしないといけない。中心となる仕事をしたい

-日本の印象は

素晴らしいところです。W杯(日本大会)の前に、4~5回日本に来ることがありました。毎回来て思っているのが、NZと比べて、非常にお互いをリスペクトしている。『礼儀正しい国』という印象。食事もおいしいし、W杯の間もいろいろと食べました。東京は混雑しているが、神戸は比較的、東京より(規模が)大きくない。日本のいろいろなところを見に行きたい。ラーメン、お好み焼き、焼き肉…。全てが好きです

-今後、NZ代表でのプレーの計画は

まず自分の計画では、TLで試合に出ること。神戸では2シーズンの契約になっている。その後は1度NZに帰って、うまくいけばオールブラックスにもう1回入って、2023年のW杯(フランス大会)に参加したい。(NZ代表の)オールブラックスとしてのパフォーマンスが良ければ、その後(再度神戸製鋼に)呼んでくれればうれしいね