世界ランキング2位の福島由紀(26)、広田彩花(25=アメリカンベイプ岐阜)組と、同3位の永原和可那(23)、松本麻佑(24=北都銀行)組との日本人対決は、13-21、21-17、21-9でナガマツペアが制し、初の決勝進出を決めた。

8月の世界選手権決勝、12月の全日本総合決勝、いずれも1時間を超える大接戦を演じた両者の戦いは、今大会も第3ゲームまでもつれる熱戦となった。試合を制したのは今回もナガマツペアだった。

第1ゲームはお互いのリズムが合わずミスを連発。風を読むのに時間がかかり、アウトやネットで点差を広げられあっさり失った。だが、第2ゲームを持ち味の強打を浴びせ続け、今度は相手のミスを誘って奪うと、第3ゲームは相手に流れを渡すことなく攻め続けた。15-7の場面では、静まり返った会場に松本の強烈なスマッシュの音が響き、どよめきが起こった。さらにポイントが決まると、今度は2人の大きな雄たけびが会場内に響き渡った。

決勝は世界1位の陳清晨、賈一凡(中国)組と対戦する。優勝して大きなポイントを上乗せすることができれば、東京五輪がまた1歩近づく。