東地区最下位のレバンガ北海道は西地区2位の琉球ゴールデンキングスに69-82で敗れ、勝率5割復帰はならなかった。昨季所属チームに苦杯を喫した橋本竜馬(31)は「相手のディフェンスや、やってくることをボディーブローのように受けてしまった」。勝負になったのは2点先行した第1クオーター(Q)まで。2Qに逆転されると、開始早々から11連続失点した第3Q以降、主導権は戻ってこなかった。

敵将の佐々宜央監督(35)が「40分間大きく崩れることなくゲームをこなせた」と話すのと対称的に、北海道の内海知秀監督(61)は「2Qで流れが向こうにいき、後半も悪い流れが続いてしまった」と敗因を挙げた。琉球岸本だけで6本を許した3点シュートも、全体で北海道の倍となる12本を沈められた。47-84と今季最大点差で敗れた前節11日千葉ジェッツ戦に続き、守備が機能せず2連敗となった。

この日でリーグ戦の3分の1にあたる20試合を終え、勝敗は9勝11敗。黒星は先行しているが、4勝にとどまった昨季と比べれば一定の成長は見られる。昨季1609点(1試合平均80・45)だった総失点は、今季1498点(同平均74・9)まで改善。得点自体は微増もロースコアの接戦に持ち込めば、強豪とも互角に渡り合える試合も増えた。

15日も琉球と対戦する。橋本は「自分たちのやってきたことを信じて、明日は勝利できるよう、いい準備をしていきたい」と視線を移した。【浅水友輝】