2大会連続出場の筑波大(関東対抗戦4位枠)が同大(関西2位)を退け、8強入りを決めた。21日の準々決勝では東海大(関東リーグ戦1位)と東京・秩父宮ラグビー場で対戦する。

筑波大は前半12分、FB松永貫汰(2年=大産大付)が防御ラインを突破し、インゴールに蹴り込んだボールを押さえて先制トライ。前半を17-5で折り返すと、後半も持ち前の展開力で相手防御を翻弄(ほんろう)。計7トライで圧倒した。SH杉山優平主将(4年=大阪桐蔭)は「大学選手権を知らないメンバーも多く、横を見て、相手を見て、とにかく声を切らさないようにした。80分間やりきれて良かった」と笑顔を見せた。

W杯日本代表WTB福岡堅樹(27=パナソニック)の母校は、5大会ぶりの年越しを目指して東海大とぶつかる。杉山は「大きく自分たちの形を変えることはできない。泥臭くタックルにいく」と大一番を見据えた。