福島ファイヤーボンズ(東地区4位)が山形ワイヴァンズ(同地区6位)を82-75で下し、ホームでの連敗を5で止め、年内ホーム最終戦を白星で締めた。

前日(14日)は1点差で惜敗し、村上慎也主将(28)は試合前「チームのためにプレーをしよう。自分がどんな状況でもチームのことを考えて40分間戦っていこう」とチームメートに話して臨んだ。第1クオーター(Q)から前日に36得点を挙げた攻撃の要、シャヒード・デイビス(25)を軸に得点を重ね、終始リードする展開で逃げ切った。

クラブが6300万円の債務超過を抱えることで、暗い雰囲気が漂ってはいるが、1774人のブースターは勝利を信じ、選手に声援を送った。森山知広ヘッドコーチ(HC=35)は「多くのブースターが来て、良い雰囲気の中で勝てたことは良かった。前半のような躍動感のあるプレーを、どこが相手でもやり続けることしか僕らにはできない」。逆境をはね返し、快進撃が始まる。