福岡第一が本大会決勝で初の福岡対決を制した。75-68で福岡大大濠を下し、2年連続4度目の優勝を果たした。福岡大大濠の26年ぶり3度目の優勝はならなかった。

福岡第一は、本大会最注目のPG河村勇輝(3年)とSG小川麻斗(3年)のダブルキャプテンが試合をコントロールした。河村はアシスト、小川は3点シュートで持ち味を見せ、コンゴ民主共和国からの留学生で203センチ、103キロのセンター、クベマ・ジョセフ・スティーブが体格を生かし、攻守で合計20リバウンドを取って、31得点を奪った。

河村は10得点、13リバウンド、11アシストをマーク。「2連覇へのプレッシャーは大きかったが、みなさんの応援のおかげで打ち破ることができた。将来は日本代表のPGになって世界と戦える選手になりたい」と胸を張った。

小川は3点シュートを15本打ちまくった。決まったのは3本だったが、17得点、11リバウンドを挙げ「昨日の試合で迷惑をかけたので、今日はキャプテンとして何としてもシュートを決めようと思った」と話した。そして、後輩たちに向かい「来年も2冠が取れるように、明日から練習頑張って」と、日本一厳しいと言われる練習の継続、その先にある栄冠に期待していた。