東京オリンピック(五輪)代表で、全日本通算4度の優勝を誇る石川佳純(26=全農)が、4-1で準々決勝を突破した。

昨年8強に進出した芝田沙希(22=ミキハウス)を相手に、先に2ゲームを連取。3-1で迎えた第5ゲームでは、4-8のビハインドから7連続得点で勝利した。

「出足でリードして、メンタル的に楽にできた。最後のゲームは4-8で負けていて、ラリーで打ち返そうと思いっきりいった」と振り返った。

今大会は初戦から出足が好調で、最初の2ゲームは常に先取している。

「いいプレーができている。出足がいいと、いい流れが来やすい。去年苦しい試合をやってきたが、やってきたことで伸びている。技術の進歩もあったんじゃないかな」と今大会の調子の良さに満足げだ。

19日は準決勝で橋本帆乃香(21=ミキハウス)と対戦する。勝てば同日に決勝が待っている。「準決で勝てるように。橋本選手は粘り強く、調子がいい選手。しっかり準備したい」と5度目の優勝に向け気を引き締めた。