2連覇を狙う世界ランキング4位の大坂なおみ（22＝日清食品）が、同42位の鄭賽賽（25＝ジェン・サイサイ＝中国）に6－2、6－4でストレート勝ちし3回戦進出を決めた。

第1セットを第5ゲームから4ゲーム連取して奪ったが、第2セットは2ブレークを許し2－4とリードされる苦しい展開。自らのミスにラケットをたたきつけるイライラも見せたが、後半は立ち直って冷静さを保ち、第8ゲームで見事なリターンエースを決めて流れを引き戻し、終盤はラリーで圧倒して4ゲームを連取し勝利を手にした。

■トーナメント表

大　坂

2

6－2 6－4 　－

0

鄭賽賽

鄭賽賽に勝利し、声援に応える大坂（ロイター）

サーブを放つ大坂（AP）

試合中に笑顔を見せる大坂（ロイター）

リターンする鄭賽賽（ロイター）

　

▼第１０ゲーム　鄭賽賽のサーブ　大坂がバックのクロスのウイナーで０－１５。１５オールから相手の逆を突くフォアのストレートがウイナーとなり１５－３０。大坂がラリーで圧倒し、バックのクロスのウイナーを決め、ダブルのマッチポイント。最後は鄭賽賽が３度目のダブルフォールトで自滅し、大坂がブレークして第２セットも連取ししストレート勝ちした。大坂は相手の凡ミス２０本に対し３０本だったが、ウイナーが相手の７本に対し２０本と圧倒した。サービスエースは奪えなかったが、この日の最速は１９０キロ。ファーストの平均は１７０キロだった。試合時間は１時間２０分

▼第９ゲーム　大坂のサーブ　大坂が２本目のダブルフォールトで０－１５も、ネットプレーなどで２ポイント連取し３０－１５と逆転。大坂に勢いが出始め、ラリーに競り勝って４０－１５。最後は左右に振ったストロークを決め、大坂がキープ。大坂に流れが戻ってきた

▼第８ゲーム　鄭賽賽のサーブ　大坂が鮮やかにフォアのリターンエースを決めファーストポイント。鄭賽賽のフォアがネットにかかり０－３０。大坂がラリーに競り勝ちトリプルのブレークチャンス。大坂が長いラリーを冷静に戦い、最後はバックのウイナーを決め「カモン！」。リターンエースで大坂にスイッチが入り、ブレークバックして追いつく

▼第７ゲーム　大坂のサーブ　大坂がラリーに競り勝つなどで４０－１５とリード。最後はバックのクロスが決まり、大坂がキープ

▼第６ゲーム　鄭賽賽のサーブ　長いラリーに鄭賽賽が競り勝ち１５－０。鄭賽賽がサーブアンドボレーを決め３０－０。大坂のバックのクロスがネットにかかり４０－０。鄭賽賽のファーストがワイドに決まり、大坂は返したがコートに背を向けてあきらめ、鄭賽賽がラブゲームでキープ

▼第５ゲーム　大坂のサーブ　大坂が最速１９０キロのファーストを決めたが、ポイントを奪われる。大坂が強烈なファーストからネットプレーを決め１５オール。大坂のミスで１５－３０。大坂のフォアのクロスがネットにかかり、ダブルのブレークピンチ。大坂のフォアがアウトし、鄭賽賽がブレーク。大坂にミスが目立ち始めた

▼第４ゲーム　鄭賽賽のサーブ　鄭賽賽の連続ミスで０－３０。狙いすました大坂のバックのクロスがネットにかかり１５－３０。鄭賽賽のドロップショットを大坂がしのぎ、大坂ダブルのブレークチャンス。大坂が相手の逆を突くフォアの逆クロスのウイナーを決め、すぐさまブレークバック

▼第３ゲーム　大坂のサーブ　大坂がラリーからの連続ミスで０－３０。大坂がネットプレーで粘り相手ミスを誘って１５－３０。鄭賽賽のリターンミスで３０オール。大坂のフォアがネットにかかり３０－４０とブレークピンチ。大坂が強烈なファーストからの攻撃でしのぎジュース。大坂のフォアがネットにかかり再びブレークピンチも、ワイドへファーストを決めて粘る。２度目のジュースで相手のスライスを打ち返したバックがアウトし、みたびブレークピンチ。ラリーから大坂のバックがアウトし、鄭賽賽がブレーク。大坂はラケットをたたきつけて蹴飛ばし、ボールもコートに投げつけ怒りを爆発

▼第２ゲーム　鄭賽賽のサーブ　大坂がフォアのリターンエースを決め３０－１５。鄭賽賽のバックが連続してアウトし３０－４０と、大坂にブレークチャンス。大坂の強烈なフォアを返した鄭賽賽のボールがネットインしジュース。２度目のジュースで鄭賽賽が粘り、ブレークポイントをしのいでキープ

▼第１ゲーム　大坂のサーブ　大坂がミスでポイントを先行される。鄭賽賽がドロップボレーを決め１５－３０とリード。大坂が強烈なフォアからチャンスとなったドライブボレーをミスしブレークピンチ。大坂が１８５キロのファーストを決めて３０－４０。大坂がフォアのクロスの強烈なウイナーでジュースに粘る。決まった瞬間「カモン！」。最後も１８６キロの強烈なファーストを決め、ブレークポイントをしのいでキープ

▼第８ゲーム　鄭賽賽のサーブ　鄭賽賽の連続ミスで０－３０。大坂が鋭いバックのクロスを決め、０－４０とトリプルのセットポイント。大坂の渾身のフォアのストレートがネットにかかり、思わずのけぞって苦笑い。続いてラリーからの大坂のバックがアウトし３０－４０。セカンドを大坂がバックでたたいたがアウトしてジュース。最後はフォアの逆クロスの見事なウイナーで大坂がブレークし、３４分で第１セットを先取

▼第７ゲーム　大坂のサーブ　鄭賽賽がバックのリターンエースを決め１５オール。大坂がファーストを決めた攻撃から粘り強いリターンにあっながら最後はネットからバックをたたき込んで３０－１５。４０－３０からファーストをセンターに決め大坂がキープ

▼第６ゲーム　鄭賽賽のサーブ　長いラリーを大坂が制し０－１５。大坂がバックのクロスを決め０－３０。鄭賽賽がバックのウイナーを決め１５－３０と巻き返し。続いてファーストをセンターに決め３０オール。鄭賽賽が１本目のダブルフォールトで大坂にブレークチャンス。鄭賽賽が連続ダブルフォールトで、大坂がブレーク

▼第５ゲーム　大坂のサーブ　鄭賽賽のドロップショットを大坂が余裕を持って処理し３０－０。大坂がラブゲームでキープ

▼第４ゲーム　鄭賽賽のサーブ　大坂が深いリターンからのバックのウイナーで０－１５。１５オールから大坂のロブがアウトし３０－１５と鄭賽賽が逆転。大坂のリターンが連続アウトし、鄭賽賽がキープ

▼第３ゲーム　大坂のサーブ　大坂の連続ミスで０－３０。大坂がファーストをワイドに決め１５－３０。大坂が１本目のダブルフォールトで１５－４０とダブルのブレークピンチ。大坂のフォアがアウトし、すぐさま鄭賽賽がブレークバック

▼第２ゲーム　鄭賽賽のサーブ　大坂がフォアのパッシングショットを決め０－１５。鄭賽賽が大坂の深いリターンを返せず０－３０。大坂が強烈なフォアのリターンからの攻撃を決め、トリプルのブレークチャンス。２ポイント取り返されるが、鄭賽賽のフォアがネットにかかり、大坂がブレーク

▼第１ゲーム　大坂のサーブ　天候は晴れ。コート上は風が吹いているもよう。大坂がいきな１７６キロのファーストをワイドへ決めファーストポイント。大坂がドライブボレーをネットにかけるミスで１５－３０。大坂が逆を突くバックで３０オール。大坂が強烈なフォアのウイナーで４０－３０。鄭賽賽がフォアをネットにかけ、大坂が逆転でキープ