東地区最下位のレバンガ北海道は後半戦初戦も敗れ、連敗のトンネルを抜け出せなかった。

同地区4位の千葉ジェッツに71-84で競り負け、連敗は6まで伸びた。内海知秀監督(61)は「新しい年のホーム初戦。勝てずに残念。千葉の走るバスケットを前半にやられてしまい、ディフェンスが機能しなかった」と敗因を挙げた。

昨年12月の前回対戦では、37点差の大敗。この日も第1クオーター(Q)でいきなり11-25のダブルスコアをつけられた。シュート精度が低かったこともあり、相手のボール保持率が高まり、得点を重ねられた。28-40で迎えた勝負の第3Qにも千葉富樫勇樹(26)に4本の3点シュートを決められるなど、差を広げられた。

第4Qには最大24点差から一時6点差まで詰め寄る粘りを見せたが、追いつくまではいかず。内海監督は「最後あそこまで1桁にいったときに勝ちきることができなかった」と肩を落とした。

昨年末から僅差の試合を落とし続けて6連敗と苦しい状況は変わらないが、この日は過去1勝22敗の難敵を最終Q慌てさせる内容だった。ムードメーカーでもある松島良豪(27)は「連敗はしているが、次の1勝を取ることができれば可能性があるチームだと思う。内海監督が求めているバスケを遂行すれば、勝利はついてくる」と前を向いた。

リーグ戦折り返しとなる30試合を消化し、11勝19敗。昨季勝利数をすでに超えてはいるが、強豪ひしめく東地区との対戦を18試合残している。松島は「レバンガ北海道のバスケットの軸をぶれずに追求していくことが、連敗ストップにつながっていく」。今週末25、26日の次戦はホームで全日本選手権王者サンロッカーズ渋谷を迎える。短期間で狂った歯車を修復して、東地区での浮上を目指す。