19年ワールドカップ(W杯)日本代表で神戸製鋼の中島イシレリ(30)が、弟分の大活躍をたたえた。

同じ流通経大出身で入団2季目のNO8タウムア・ナエアタ(26)が、トップリーグ歴代2位タイの1試合5トライ(最多はパナソニックWTB福岡らの6トライ)。ロックで先発した中島は、後輩の5トライを「普通。もっといっぱい取ってほしい」と厳しく? 評価した。

同じトンガ生まれで、育ったのは隣町。母国では面識がなかったというが、来日後はプライベートでも自宅に招くほど仲がいい。能力を高く評価するからこそ「普通」と言ったようだ。

「弟みたいな感じ。『(代表に)なれるんじゃないか』ではなく『なる』。練習を真面目にするし、頭がいい」

ナエアタは20歳以下のトンガ代表歴があり、将来的に日本代表になれるかは不透明。それでもW杯で活躍する中島に憧れ「もし日本代表に選ばれたら行きたい。選ばれなかったらトンガ」と意欲的だ。193センチ、110キロの体格を生かした突破が魅力なナエアタと中島のコンビが、チームを2連覇に導いていく。