ショートプログラム(SP)首位発進の羽生結弦(25=ANA)がフリー187・60点の合計299・42点を記録し、初優勝を果たした。男子初となる6冠完全制覇「スーパースラム」を達成した。

試合後はスーパースラムについて「良かったな。ホッとした」とニッコリ。「今季はスケートカナダの呪縛を(初優勝で)解いたりしてきたので、ホッとしました」と振り返った。

3月には世界選手権(カナダ・モントリオール)を控える。同選手権でのクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)投入については「そのつもり。降りるまでもうちょっとです。今回、氷との相性が良かったり(4回転)ルッツで苦戦しなければ、ここで練習することも考えていた。体のダメージ次第だけれど、回復次第、すぐに練習したい。壁は高いので、確証はないけれど」と意欲をにじませた。

◆スーパースラム 「オリンピックチャンネル」が定義したもので、世界ジュニア選手権、ジュニアグランプリ(GP)ファイナル、シニアの五輪、世界選手権、GPファイナルに4大陸選手権(欧州勢は欧州選手権)を加えた6冠完全制覇の称号。女子は金妍児(韓国)とザギトワ(ロシア)が達成した。