競泳女子の池江璃花子(19=ルネサンス)が19日、テレビ朝日系「報道ステーション」に出演した。

日本オリンピック委員会(JOC)の「がんばれ! ニッポン! 全員団結プロジェクト」の応援団長も務める、元テニスプレーヤー松岡修造氏のインタビューに答え、「ここにいることが奇跡だし、生きていることが奇跡」と話した。

白血病を告げられた時を振り返って「全然ショックではない。入院して入る服がたくさん増えてうれしい」と話した。続けて「(東京五輪金メダル候補など)どこかプレッシャーがあって、もうオリンピックについて考えなくていいんだとなった。自分は意外とプレッシャーを感じていたんだな。メダルという言葉から解放されてポジティブに切り替えられた」と心境を振り返った。

目標は24年のパリ五輪。現在はまだ泳げるまでではないと明かしたが、夢の中で見るなど復活までイメージを描いている。番組の最後では「病気になって1ミリも良かったとは思わないですが、病気になって学んだことが多いから、自分がどういう立場でどういう気持ちで生きていくべきか考えさせられた。自分の人生にはすごくターニングポイントになった」と締めくくった。